千種区で築30年以上マンション売却は可能?高く売るための相場と進め方を解説の画像

千種区で築30年以上マンション売却は可能?高く売るための相場と進め方を解説

不動産売却の知識

千種区で築30年以上のマンションを所有している方のなかには、「古くても売れるの?」「どのくらいの価格になる?」と気になる方も多いのではないでしょうか。マンションの価値は、築年数だけでなく、立地や管理状況などによっても変わります。

この記事では、千種区の築30年以上のマンションを売却する際の相場や高く売るポイント、売却の進め方を解説します。

 

 

 

築30年以上のマンションの特徴と相場の捉え方

千種区で築30年以上のマンションを売却する際は、築年数だけを見るのではなく、立地や住戸条件、マンション全体の管理状況などを含めて考えることが大切です。まずは、千種区にどの程度マンションがあるのか、高経年マンションにはどのような特徴があるのかを確認していきましょう。

 

千種区は名古屋市内で分譲マンションの供給棟数が最も多い

名古屋市の「令和2年度 分譲マンション管理実態調査」によると、市内の分譲マンション5,720棟のうち、千種区は676棟となっており、16区の中で最も多くなっています。また、千種区では昭和55年以前に供給されたマンションも200棟あることが同調査から確認できます。このことから、千種区は比較的新しいマンションだけでなく、築年数が経過したマンションも一定数存在するエリアであることが分かります。築30年以上だから売却が難しいと一律に判断するのではなく、まずは周辺にどのような中古マンションがあり、実際にどのような条件で取引されているのかを確認することが重要です。

【出典】名古屋市「令和2年度 分譲マンション管理実態調査」

 

築30年以上のマンションは管理状況も確認しておきたい

築年数が経過したマンションでは、建物の年数だけでなく、これまでどのように維持・管理されてきたのかも確認しておきたいポイントです。国土交通省の「マンション管理計画認定制度」では、管理組合の運営や管理規約、管理費・修繕積立金の経理、長期修繕計画などについて認定基準が設けられています。たとえば長期修繕計画については、計画期間が30年以上で、残存期間内に大規模修繕工事が2回以上含まれていることなどが基準の一つとなっています。そのため、築30年以上のマンションを売却する際には、長期修繕計画や過去の大規模修繕、修繕積立金など、マンションの管理に関する情報をあらかじめ整理しておくとよいでしょう。

 

築年数だけでなく立地や住戸条件も含めて相場を確認する

中古マンションの売却価格は、築年数だけで一律に決まるものではありません。同じ築30年以上のマンションでも、最寄り駅からの距離、専有面積、間取り、階数、方角、周辺環境など、それぞれの物件条件が異なります。また、マンション全体の管理状況なども含め、複数の条件を確認する必要があります。そのため、「築30年以上だから○○万円程度」と考えるのではなく、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」などを活用して周辺の取引事例を調べ、自身のマンションと条件が近い物件を比較することが大切です。さらに、不動産会社の査定を利用することで、個別の物件条件や周辺の取引状況などを踏まえた売却価格の目安を確認できます。千種区で築30年以上のマンションを売却する場合は、地域全体の相場だけで判断せず、物件ごとの条件を整理したうえで売却価格を検討していきましょう。

 

築30年以上マンションを高く売るためのチェックポイント

前述したように、築30年以上のマンションは、築年数だけで売却価格が決まるわけではありません。売却を検討する際は、住戸そのものの条件に加えて、マンション全体の管理・修繕状況なども整理しておくことが大切です。ここでは、築30年以上のマンションを売却する前に確認しておきたいポイントを紹介します。

 

専有面積・階数・方角など住戸の条件を整理する

まず確認しておきたいのが、専有面積や間取り、階数、方角、日当たり、眺望など、それぞれの住戸が持つ条件です。

国土交通省のマンション標準管理規約に関する資料でも、住戸の価値に関係する要素として、専有部分の大きさや階数、方角、眺望、日照などが挙げられています。

ただし、「南向きなら高く売れる」「高層階なら必ず評価される」というわけではありません。実際の売却価格は、立地や築年数、住戸の状態、市場環境など、さまざまな条件によって異なります。

売却前には、自身のマンションの特徴を整理し、同じマンションや周辺にある条件の近い物件と比較して、どのような点が特徴になるのかを確認しておきましょう。

 

長期修繕計画や修繕積立金などの管理状況を確認する

築年数が経過したマンションでは、これまでどのような管理や修繕が行われてきたのかも確認しておきたいポイントです。

国土交通省の「マンション管理計画認定制度」では、適正な管理計画を判断する基準として、管理組合の運営、管理規約、管理費・修繕積立金の経理、長期修繕計画などが設けられています。

たとえば、長期修繕計画については、計画期間が30年以上で、残存期間内に大規模修繕工事が2回以上含まれていることなどが認定基準となっています。また、総会が年1回以上開催されていることや、管理費と修繕積立金などが区分して経理されていることも基準に含まれています。名古屋市の「令和2年度 分譲マンション管理実態調査」でも、大規模修繕工事を1回以上実施しているマンションについて、その資金として「すべて修繕積立金」を利用した回答が最も多くなっています。そのため、売却を検討する際には、長期修繕計画、大規模修繕の実施履歴、管理費・修繕積立金などに関する資料を確認し、マンションの管理状況を説明できるよう整理しておくとよいでしょう。

 

耐震性や建物の状態について確認する

築30年以上のマンションでは、建築された時期によって適用されている耐震基準が異なる場合があるため、建築年や耐震診断・耐震改修の実施状況についても確認しておきましょう。

国土交通省では、昭和56年(1981年)以前に建築された建物について、現在より前のいわゆる「旧耐震基準」で建てられ、耐震性が不十分なものが多く存在するとしています。そのため、旧耐震基準の建物については、耐震診断を行い、必要に応じて耐震改修などを検討することを推奨しています。

ただし、築30年以上だからといって、すべてが旧耐震基準のマンションというわけではありません。まずは建築時期を確認し、必要に応じて耐震診断や耐震改修に関する資料があるか確認することが大切です。

また、エントランスや廊下、駐輪場、ごみ置き場などの共用部分についても、現在の状態を確認しておきましょう。売主自身で変更できない部分も多いため、無理に手を加えるのではなく、管理状況や修繕履歴など、購入検討者へ説明できる情報を整理しておくことが重要です。

【出典】国土交通省「住宅・建築物の耐震化について」

 

このように、マンションを売却する際は、室内だけでなく、住戸条件、管理・修繕状況、耐震性など複数の情報を整理する必要があります。これらを確認したうえで査定を依頼すると、物件の特徴や注意点を不動産会社と共有しながら、売り出し方を検討しやすくなります。

 

築30年以上マンションを高く売るためのチェックポイント

 

ここまで紹介した住戸条件や管理・修繕状況などを整理したら、次に考えたいのが「いつ売却するか」です。

ただし、築30年以上のマンションに共通する「この時期に売れば高く売れる」というタイミングがあるわけではありません。市場の価格動向だけでなく、税金や大規模修繕の予定、自身の住み替え時期などを総合的に考えて判断することが大切です。

 

千種区の中古マンション価格の動きを確認する

売却時期を検討する際は、まず現在の中古マンション市場がどのように推移しているのか確認しておきましょう。

LIFULL HOME'S「住まいインデックス」によると、千種区の標準的な中古マンション価格は、直近3年間で7.60%上昇しています。

ただし、この数値は「築10年・専有面積70㎡」を条件としてAI査定した参考価格の推移であり、千種区にあるすべての中古マンションの成約価格が7.60%上昇したことを示すものではありません。築30年以上のマンションについても同じ上昇率になるとは限らないため、あくまで地域全体の価格動向を把握するための参考情報として捉える必要があります。

また、同サイトでは、千種区の中古マンションについて、専有面積70㎡の場合の築年数別参考価格も掲載されており、築年数によって価格水準に違いが見られます。

そのため、売却時期を判断する際は地域全体の価格推移だけを見るのではなく、自身のマンションと築年数や立地、専有面積などが近い物件の売出価格や取引事例も確認することが大切です。

 

所有期間や税制も売却時期を考える判断材料になる

売却する時期によっては、譲渡所得にかかる税金が変わる可能性もあります。

国税庁によると、土地や建物を売却した年の1月1日時点で所有期間が5年を超えている場合は「長期譲渡所得」、5年以下の場合は「短期譲渡所得」となり、それぞれ適用される税率が異なります。

また、マイホームを売却して譲渡益が生じた場合、一定の要件を満たせば、所有期間にかかわらず譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があります。

さらに、売却した年の1月1日時点で所有期間が10年を超えるマイホームについては、一定の要件を満たすことで軽減税率の特例が適用される場合があります。

そのため、「所有してから5年経ったからすぐ売る」と単純に判断するのではなく、取得日や売却予定日、利用できる特例などを確認してから売却時期を検討することが重要です。

税制や特例には適用要件があり、制度が変更される可能性もあるため、実際の売却時には国税庁の最新情報を確認し、必要に応じて税理士などの専門家へ相談しましょう。

【出典】国税庁「土地や建物を売ったとき」

 

大規模修繕の予定も確認して売却時期を考える

築30年以上のマンションでは、前述した長期修繕計画や大規模修繕の状況についても、売却前に確認しておきたいところです。

名古屋市では、市内で築40年以上の高経年マンションが増加することを見据え、分譲マンションを対象に管理組合の活動状況や建物の維持管理状況などを調査しています。令和2年度の調査では、市内5,720棟を対象として調査が行われ、築30年以上のマンションについては、郵送調査に加えて未回答物件への訪問調査も実施されました。

大規模修繕が予定されている場合は、実施時期だけでなく、工事内容や修繕積立金、追加負担の予定などについて管理組合の資料を確認しておきましょう。

ただし、「大規模修繕の前に売る方がよい」「修繕後なら高く売れる」と一概に判断することはできません。修繕計画や費用負担、マンションの状態などによって状況は異なるため、売却時期を考えるための一つの材料として確認することが大切です。

【出典】名古屋市「令和2年度 分譲マンション管理実態調査」

 

売却時期は市場・税金・修繕・ライフプランから総合的に判断する

築30年以上のマンションの売却時期は、市場価格だけを見て決めるものではありません。

たとえば、住み替えを予定している場合は、新居の購入や引越しの時期との調整も必要です。住宅ローンが残っている場合は残債を確認するなど、それぞれの事情によって適した売却時期は変わります。

「もっと価格が上がるかもしれない」と待つことが必ずしも有利とは限らないため、現在の相場とマンションの状態、自身の資金計画やライフプランを整理したうえで判断しましょう。

 

売却タイミングを考える際の主な判断材料をまとめると、以下のとおりです。

判断材料

確認したいこと

考え方

市場・価格動向

周辺の価格推移・取引事例

地域全体だけでなく類似物件も確認する

所有期間・税制

所有期間・譲渡所得・利用できる特例

最新の適用要件を確認する

管理・修繕

大規模修繕の予定・修繕積立金・工事履歴

修繕前後だけで単純に判断しない

資金計画

住宅ローン残債・売却後の資金

売却後に残る金額も考える

ライフプラン

住み替え・引越しの希望時期

無理のないスケジュールを考える

 

築30年以上という理由だけで売却を急ぐ必要はありません。まずは現在の相場やマンションの状態、自身の状況を整理し、「今売却した場合にどのような条件になるのか」を把握したうえで、売却時期を検討していきましょう。

 

千種区でマンションを売却する具体的な進め方

売却するタイミングについてある程度方向性が決まったら、次は実際の売却に向けた準備を進めていきます。

千種区で築30年以上のマンションを売却する場合も、基本的な流れは一般的なマンション売却と大きく変わりません。ただし、築年数が経過したマンションでは、周辺の取引事例だけでなく、管理状況や修繕履歴なども整理したうえで査定・販売へ進むことが大切です。

 

まずは周辺の取引事例とマンションの状況を確認する

最初に行いたいのが、現在の相場や自身のマンションの状況を把握することです。

マンションの売却価格を調べる際は、公示地価だけではなく、実際の中古マンションの取引事例を参考にしましょう。国土交通省の「不動産情報ライブラリ」では、地域を指定して中古マンション等の取引価格や面積、建築年、最寄り駅などを確認できます。

千種区の事例を調べる際も、地域全体の平均的な価格だけを見るのではなく、築年数、専有面積、最寄り駅、駅からの距離など、自身のマンションと条件が近い取引を比較することがポイントです。

また、前述したように、千種区は名古屋市内で分譲マンション棟数が最も多い区です。名古屋市の「令和2年度 分譲マンション管理実態調査」では、市内5,720棟のうち千種区は676棟となっています。

こうした地域の特徴も踏まえながら、周辺の取引事例と自身のマンションの条件を確認していきましょう。

 

必要な資料を準備して不動産会社へ査定を依頼する

おおよその相場を確認したら、不動産会社へ査定を依頼します。

築30年以上のマンションでは、専有部分の状態だけでなく、マンション全体の管理・修繕状況について確認されることもあります。

そのため、管理規約や長期修繕計画、大規模修繕の履歴、管理費・修繕積立金などが分かる資料を準備しておくと、査定やその後の販売活動を進める際に役立ちます。

国土交通省の「マンション管理計画認定制度」でも、長期修繕計画や修繕積立金、管理組合の運営などがマンションの適正な管理を判断する基準として設けられています。

あわせて、住宅ローンが残っている場合は残債を確認し、「いつまでに売却したいのか」「売却価格と売却時期のどちらを優先するのか」といった希望条件も整理しておきましょう。

 

査定結果をもとに売り出し価格と販売方法を決める

査定を受けたら、その金額だけを見るのではなく、どのような根拠で査定価格が算出されたのか確認することが重要です。

特に築30年以上のマンションでは、同じ地域・同じ築年数であっても、駅からの距離や専有面積、階数、住戸の状態、マンションの管理状況などによって条件が異なります。

周辺の取引事例や現在の競合物件などを確認しながら、不動産会社と相談して売り出し価格を決めていきましょう。

売却を急ぐ場合と、ある程度時間をかけて希望価格を目指す場合では、価格設定や販売方法も変わります。あらかじめ売却の希望時期や優先順位を伝えておくことで、販売方針を検討しやすくなります。

 

販売活動から売買契約・引渡しまで余裕を持って進める

売り出し価格が決まったら、広告掲載や購入希望者の内覧などの販売活動が始まります。購入希望者が見つかれば、価格や引渡し時期などの条件を調整し、合意後に売買契約へ進みます。

売却にかかる期間は、物件の条件や価格設定、市場環境などによって異なるため、「○か月あれば必ず売却できる」と一律に考えることはできません。

参考として、東日本不動産流通機構(東日本レインズ)の2024年データでは、首都圏の中古マンションがレインズに登録されてから成約するまでの日数は平均85.3日でした。

ただし、これは首都圏のデータであり、千種区の平均売却期間を示したものではありません。また、「売却を検討し始めてから引渡しまで」の期間でもない点には注意が必要です。

そのため、住み替えや引越しの期限が決まっている場合は、期限から逆算し、余裕を持って不動産会社へ相談することが大切です。

 

売却後の税金や手続きまで確認しておく

マンションの引渡しが完了したら、それですべての手続きが終わるとは限りません。

売却によって譲渡所得が発生した場合には、確定申告が必要になることがあります。また、前述した3,000万円の特別控除などの特例を利用する場合も、原則として確定申告が必要です。

そのため、売却価格だけでなく、仲介手数料などの売却費用や住宅ローン残債、税金なども含めて、最終的にどの程度の資金が手元に残るのか確認しておくことが重要です。

売却後に必要となる手続きについて分からないことがあれば、不動産会社だけでなく、税務については税務署や税理士などの専門家へ確認しましょう。

 

築30年以上のマンションを売却する際の基本的な流れをまとめると、以下のとおりです。

 

段階

主な内容

30年以上のマンションで確認したいこと

①相場・状況確認

周辺の取引事例を調べる

築年数・面積・駅距離などが近い事例を比較

②査定・準備

不動産会社へ査定を依頼

管理規約・長期修繕計画・修繕履歴などを準備

③価格・販売方針決定

売り出し価格を決める

査定根拠と売却希望時期を確認

④販売活動

広告掲載・内覧・条件交渉

住戸だけでなく管理・修繕状況も整理

⑤契約・引渡し

売買契約・決済・引渡し

住宅ローン残債や必要書類を確認

⑥売却後

税金・確定申告などを確認

譲渡所得や利用できる特例を確認

 

千種区で築30年以上のマンションを売却する場合も、築年数だけで判断せず、周辺の取引事例や物件固有の条件、管理・修繕状況を整理して進めることが大切です。

まずは現在のマンションがどの程度の価格で売却できそうなのか査定を受け、売却希望時期や資金計画と照らし合わせながら、自分に合った売却方法を検討していきましょう。

 

千種区の築30年以上マンション売却のまとめ

 

売却のご相談はハウスドゥ東山公園駅前へ

千種区で築30年以上のマンションを売却する際は、築年数だけで判断するのではなく、立地や専有面積、階数、住戸の状態に加えて、マンション全体の管理状況や修繕履歴などを整理することが大切です。

また、周辺の取引事例や現在の市場動向、売却にかかる費用や税金、今後の住み替え予定なども踏まえ、自分に合った売却時期や販売方法を検討する必要があります。

 

ハウスドゥ東山公園駅前では、千種区の地域特性や物件ごとの条件を確認したうえで、売却価格や販売方法をご提案いたします。

「築30年以上だけど売却できる?」「今売るとどのくらいの価格になる?」「住み替えと売却をどのように進めればいい?」など、マンション売却について気になることがございましたら、ハウスドゥ東山公園駅前までお気軽にご相談ください。










お問合せはこちら


”不動産売却の知識”おすすめ記事

  • 転勤で家を売る順番は?時期別チェックポイントをマンションと戸建で解説の画像

    転勤で家を売る順番は?時期別チェックポイントをマンションと戸建で解説

    不動産売却の知識

  • 名東区の不動産は今が売り時か?ファミリーに人気の理由と価格動向を解説の画像

    名東区の不動産は今が売り時か?ファミリーに人気の理由と価格動向を解説

    不動産売却の知識

  • 昭和区の家売却は今が良い?タイミングと理由を解説の画像

    昭和区の家売却は今が良い?タイミングと理由を解説

    不動産売却の知識

  • 千種区でなぜ今売却が注目?高額エリアと物件の特徴を解説の画像

    千種区でなぜ今売却が注目?高額エリアと物件の特徴を解説

    不動産売却の知識

もっと見る